今日も、くまさんのテーマである『ゴミ』に関する作品です。
そのものズバリ、真ん中に大きく『53』=『ゴミ』と書かれた作品ですが、周りにくまさんの気持ちが散りばめられているので、できる限り解説をしていきたいと思います。
まずは、横に小さく書かれている内容は、小さくて読めないと思うので書き出します。
『松下通信時代に
53歳からごみ担当こそ人生の大転換であった。
この新しいテーマこそ、我が人生の道と悟った。
私のラッキーナンバーは53』
と、書かれています。
ここが、まさにくまさんの『53』=『ゴミ』の原点です。
そして、左上に書かれている『一日一センチの改革』は、くまさんの著書のタイトルであり、くまさんのモノゴト全般に対しての方針です。
一日一センチずつ少しずつの変化であれば、誰にも気づかれずに、モノゴトを進めていくことができ、完了させることができるという、くまさんの流の対処法なのです。
次に、右上の『坪田愛華さんの思い』というのは、くまさんが1994年12月に地球村代表の高木善之先生の広尾での講演会にて、ある少女『坪田愛華さん』の想いに触れたことから、『地球』についての考えを大きく動かされます。
彼女は、1991年に12歳で急逝した少女で、亡くなる直前に『地球の秘密』という作品を残します。
環境問題をわかりやすく語ったこの遺作は、後に本として出版され、世界中にも広がり『国連グローバル500賞』を受賞します。
この作品を通じ、彼女の想いを受け取ったくまさんは、『美しい地球を子供達に』をスローガンに、独自の取り組み方で、環境問題とその中の『ゴミ』の問題に心新たに取り組みはじめるのです。
そして、『ゴミを資源に活かす人で在る』であると、自分のスタンスをはっきりと定められたのです。
さらに、何年かの様々な体験の中から、一番下に書かれている、『過去→会社←今後』『得・富←仕える→徳・善』という考え方にたどりつきます。
中でも、『富』と『善』、『得』と『徳』への分かれ目を見出したことで、人生の目的がより明確になっていきます。
本当にくまさんは、環境問題に取り組むために生まれてきたような方のお一人です。
天命に出会った人は、強いです。
見えない力が加勢してくれます。
そんな方からシェアしてもらうメッセージも、価値が高いと私は感じています。
くまさんは今も毎日、この一連の作品を生み出しています。
ですから、こうしてご紹介できることは、実に意義があるのです。