孤独な戦い

くまさんがなさってきたことが、すごいということは分かっているのですが、今日の作品を見ると、その価値の高さが本当によく分かります。

通常であれば、逃げ出したくなることの連続の中で、結果を出してこられたのです。

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左側に『出世と競争の場』と書かれ、その下に、

『競争の社会』

『出世の社会』

『派閥の社会』

『学歴の社会』

『物質的豊かさ』

『経済的豊かさ』と書かれています。

まさに、サラリーマンであればこの感覚の世界で生きてきているはずです。

会社の規模が大きくなるほど、この『競争』『出世』『派閥』『学歴』を争う傾向は高くなります。

ところがくまさんは、その超大手企業の中にいながら、『転勤』の命令を断るという行動をとって、その結果、『窓際』に追いやられることになってしまいます。

長い年月、『針のむしろ』の環境の中に身を置き、何度も『退職』を考えたようです。

それでも、そこにじっと耐え、『43歳』の時点で腹をくくり、『窓際』の状態を自ら受け入れ『心』を前に向け始めました。

そして、『53歳』という年齢を迎えます。

今からちょうど20年前のことです。

まだ、世の中では、『エコ』や『リサイクル』といったことは、一般的とまでは言えない時期。

そんなタイミングで、くまさんのいらしたパナソニックの携帯電話の部門では、『ゴミ問題』を扱う『環境』という部署をいち早く立ち上げ、希望者を募ったそうです。

ところが、希望者はゼロ。

そこに、くまさんは手を挙げたのです。

『雪の草原を一人とぼとぼ歩む』と書かれた下に

『前例の無い課題』

『産廃分野怖い課題』

『全員反対ゴミ分別』

『誰も理解も協力もなし』

『予算なし、支援なし』と並んでいます。

たった一つだとしても、尻込みするような状況の中で、『53歳』の『出世競争に負けた窓際社員』くまさんは立ち向かって行ったのです。

どん底の状況の中から、どうしたら、このような決断と行動に移ることができたのか?

とても不思議です。

徐々に変化した部分がきっとあり、43歳と53歳の時点での転機を、逃すことなくご自分で掴めたのだとは思いますが、とてもドラマティックな物語です。

何かを始めるということは、大なり小なり孤独な戦いという側面を持ちます。

理解者などというものは、最初はいなくても当たり前。

私の人生も同じです。

それでも、ずっと同じことを言い続け、ずっと同じベクトルで行動していると、少しずつ状況は開けてきます。

階段を一段一段上がって行くことを身体で感じています。

道は険しいかもしれませんが、階段を登るごとに見える景色が変わることは、経験者でなければ味わうことができない経験です。

多くの方にこれらの経験を味わっていただけたら、お互いの経験をシェアできたらいいなと思っています。

心の中に小さくても想いがある方は、ぜひとも、トライしていただきたいです。

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